初めまして。みやながです。
今回ダブルレートシーズン12にて31位(R2009)だったので、構築記事を書きたいと思います。
環境ポケモンの型の理解や、自分のポケモンの動かし方にも自信の持てたシーズンだったので、結果が付いてきて嬉しいです。
構築紹介↓↓↓
以下単体解説。
ヤミラミ@だっしゅつボタン
テラスタル 毒
特性 いたずらごころ
図太い H252 B116 D140
[157-×-121-×-103-70]
技
みきり/アンコール/かなしばり/スキルスワップ
調整意図
A200しんぴのしずく持ち水ウーラオスのすいりゅうれんだ確定耐え
余りD
ガラルファイヤー@オボンのみ
テラスタル ゴースト
特性 ぎゃくじょう
図太い H244 B108 C100 D44 S12
[196-×-136-133-151-112]
技
まもる/もえあがるいかり/おさきにどうぞ/みがわり
調整意図
C 194-112サーフゴーをダブルダメージもえあがるいかりで乱数2発(87.1%)
D C205こだわりメガネ持ちイーユイのダブルダメージねっぷう(わざわいのたま込み)が確定2(55.6%~66.3%)
余りB
本当は単体解説をするのですが、この2匹は事情が特殊なのでまとめて解説します。
やりたいことは単純で、スキルスワップをガラルファイヤーに渡してからヤミラミがだっしゅつボタンで交替、ガチグマがターンを跨ぐことができたらこんじょうが発動するので、読まれないおさきにどうぞを絡めて制圧します。
正直な話、特別このギミックが強かったわけではなく、勝てそうなところにしか選出していません。基本的に後ろの4匹で回します。
ではどういうところに対して選出するかというと、イエッサン+オオニューラや、耐久の薄い構築、バランスの悪い構築相手に楽に勝ちたい時に選出します。
特にオオニューラに関しては、かるわざの上からおさきにどうぞを使うことができて、ガチグマもじしんで弱点を突くことができるので、ギミックがバレていなければ比較的楽に勝てます。トリルミラーに関しても、おさきにどうぞを見せるタイミングをきちんと見計らうことで初見殺しを決めることができます。
弱い点は、だっしゅつボタン発動後のガチグマの体力管理です。ガラルファイヤーに関してはみがわりを張って生き残りさえすれば良いのですが、交替際に被弾、火傷のタイムリミットがあります。じしんで制圧したいのですが、浮いている相手が倒せなかったり、ガチグマが倒れた後に詰め切るポケモンがいないので、そのまま負けてしまうこともあります。トルネロス1匹相手側に立たれているだけでも相当キツいです。
おさきにどうぞガラルファイヤーを使う先人がおらず、自分で相手の構築に対してギミックを通すことができるか考えなければならなかったので扱うことが難しかったです。
ギミックに関しては1900から2000に上げる過程で数戦しか使っておらず、おさきにどうぞガラルファイヤーで結果を残したと言うには疑問が残りますが、選出した試合は全て勝ちましたし、ただ選出誘導のためのポケモンというわけでもないので、後世のために記事として残しておきます。
もう少しおさきにどうぞに拘る構築にしたいのならば、エースをガチグマに限らずコータスも加えて、トリルでまとめ上げると良いと思います。自分が使われた構築をそのまま紹介しているだけですが……
レジエレキ@ひかりのねんど
テラスタル ゴースト
特性 トランジスタ
臆病 H156 B244 C44 D12 S44
[175-×-101-126-72-248]
技
調整意図
B A182水テラス水ウーラオスのすいりゅうれんだを75%で耐え
C 207-81水ウーラオスを最低乱数以外1発(93.7%)
155-100トルネロスが確定1発
S 最速スカーフウーラオス抜き抜き抜き抜き
使われて強かった構築を自分好みにチューニングして使うことにしました。レジエレキ含む下4体はそういうポケモン達です。
調整に関しては水ウーラオスとトルネロスに対する10まんボルトのダメージを頭に入れておき、他は耐久に回しました。1発だけならば上から壁を貼った後、貼る前で耐えることができます。壁張り役として本当に最低限の耐久です。
脆さに関しては最大の弱点でもあり、気を抜くと壁を張れずにポロっと落ちてしまいます。片方の壁しか張れないこともザラにあります。なので、どちらの壁から優先的に張るのか、相手の構築は物理と特殊どちらに偏っているのか、トリックルームを決めるにはどちらの壁を張ったら良いかなど考えることは様々です。
環境ポケモンに対して打点のある壁張り役という印象でした。このポケモンから技の採用理由とテラスタルも解説していきます
『まもる』・・・ねこだましを防ぐために採用。エレキネットと悩んだ瞬間もありましたが、エレキネットの恩恵が構築にないので不採用。確定枠です。
『10まんボルト』・・・命中安定メインウェポン。水ウーラオスやトルネロスは相手の調整次第ですがほぼ倒すことができるので、これも確定枠でしょう。ヘイラッシャがあくびを使うので、サンダープリズンで小賢しいことをしたいのならばそれも良いでしょう。私は命中不安で、当たらなくて負ける場面が絶対あるので採用しません。
『リフレクター』・・・コンセプトなので確定枠。環境に物理が多く、ゴリランダーも寄せるので基本的にはこちらのほうが使うイメージがあります。
『ひかりのかべ』・・・コンセプト。相手に特殊が多い場合や、クレセリアでトリックルールを張る際に、ハバタクカミやサーフゴーがからの被ダメージを抑える目的でこちらを優先的に張る場合もある
テラスタル ゴースト・・・相手がゴリランダー+水ウーラオスの初手だった場合に切ることが多かったです。ねこだまし+すいりゅうれんだでレジエレキを倒してくることが多かったので、早々に一匹倒して楽になる選択肢を取っています。相手にゴリランダーがいるにも関わらずガチグマに竜テラスを切ることができないことがキツいことは確かですが、この動きが通った際には相手一匹倒した状態+ゴリランダーにあくびが通った状態でリターンが取れているので、状況は悪くはないです。
あと拘りしんそく組の詰め筋にごく稀に切るくらいです。基本的にはテラスタルは使わない立ち回りを心がけます。
ヘイラッシャ@食べ残し
テラスタル 草
特性 てんねん
慎重 H252 D244 S12
[257-120-135-×-126-57]
技
まもる/ウェーブタックル/じわれ/あくび
調整意図
B A194きせきのタネ持ちゴリランダーのグラスフィールド込みウッドハンマーが、リフレクター込みで確定耐え(59.5%~70%)
S ミラー意識12振り
満遍なく役割を遂行したいためHD振り
ポケパララスチャレから使っていたD振りヘイラッシャです。採用理由としては壁構築のてっぺきボディプレス達への圧力や、寿司に対して耐える、動ける枠として考えていました。
またこの構築に関しては竜テラスタルガチグマを通すことが勝ち筋なので、あくび連打で相手の選出を割り出すことも役割の一つです。竜テラスを本当にガチグマに切っても良いのか、また他のポケモンにテラスタルを切っても良いのか、プランの組み立てをする際にかなり有効でした。
加えてシーズン終盤はじわれを当てるマシーンとなりました。かなりの頻度でじわれを当てたので、レートの数値100くらいじわれで盛ったと思っています。プレイングが雑になるので本当は良くないのですが、あまりにも不利対面が不利だったので、大きなリターンを求める上での選択肢だったと思います。
『まもる』・・・説明不要確定技。特別な使いかたはありません。
『ウェーブタックル』・・・高火力メインウェポン。Aに一切努力値を振っていませんが、柔らかいハバタクカミやパオジアンが確定2になるので特に困りませんでした。
『じわれ』・・・じわれ被弾を経験してしまった皆様には申し訳ありませんでした。何も弁明しません。上にも書いた通りで、プレイングが雑になるので安易に打つことは避けたいのですが、最不利サーフゴーやドドゲザンに対してはあくびを介さずじわれを撃っていました。処理できなければ負けの対面だからです。寿司に対してはみがわりを採用している個体が多く、簡単にじわれやあくびを通すことはできませんでしたが、クレセリアや壁を張った後であれば耐久に余裕があり、試行回数も稼ぐことができたので、落ち着いて対処しました。
『あくび』・・・上に書いた通りの使い方です。一言あくびの使い方で意識したほうが良いと思ったことは、あくびを撃つ方向です。①タイプ相性不利対面に撃つ。②こだわり持ちやまもるを持っていないポケモンに撃つということを意識していました。特に②はまもるを持つポケモンに撃ってしまうとターンを損してしまい、ヘイラッシャを思うような役割で動かすことができずに倒されてしまうことがあったので、常にあくびの圧をかけておく意識を重要視していました。あと高レート帯はあくびを撃つと、明確な居座り理由がない限り交替するので、プレイングが読みやすくなる利点もありました。
テラスタル 草・・・テラスタルを切ることで勝ち確の盤面以外では切りません。ゴリランダーと対面したからといって安易にテラスタルを切らない立ち回りを心掛けています。
調整案1
ガチグマ@かえんだま
テラスタル 竜
特性 こんじょう
意地っ張り H140 A252 B68 D44 (Sに振りたくないため努力値4余り)
[223-211-134-×-106-70]
技
まもる/からげんき/じしん/つるぎのまい
調整意図
H 火傷ダメージ最小
A ガラルファイヤーのおさきにどうぞプランを通すためAに振り切り
他適当に振り分け
調整案2
ガチグマ@かえんだま
テラスタル 竜
特性 こんじょう
腕白 H252 B196 D60
[237-160-165-×-108-70]
技
まもる/からげんき/じしん/つるぎのまい
調整意図
テルさんの調整と同じ。瞬間的な火力は出ないが、耐久力があり◎
https://youtu.be/WGoU6fjzAro?si=k2UaBQYi3KJWejcl
最初は耐久振りを使い、ガラルファイヤーを採用してからはAに振り切った個体を使っていました。どちらも理由を明確にして使っていましたが、どちらかというと耐久振りのほうが好きでした。
耐久振りのデメリットとして、からげんきの火力が低い(特にウーラオスが落ちない)ことを承知の上で、つるぎのまいを積むプランで使うほうが勝てる相手に勝てると個人的には思っています。トリックルームのターン以内に決めきれないこともわかるのですが、それでも耐久に振っていた方が被弾時に自信を持てるのでこの使い方を信じたいと思います。
『まもる』・・・説明不要確定枠。特に説明なし。
『からげんき』・・・確定枠。メインウェポンとして間違いないので、自分の調整のガチグマがどれくらいの火力を出せるのか把握しておきましょう。
『じしん』・・・確定枠。ゴリランダーが環境に多く、相手の構築に採用していれば必ず選出されるので、からげんきとじしんのどちらを撃つべきか見極めが必要です。
『つるぎのまい』・・・勝ちのプランをより強固にする積み技。積むことができる対面を作る意識を持って、レジエレキ切りを考えます。
テラスタル 竜・・・このテラスタルは正解でした。炎草水タイプのポケモンが環境に多く、かつそれらのポケモンがドラゴンタイプに打点を持っていないことが多いため、わかりやすい勝ち筋でした。ハバタクカミとパオジアンに弱いので、それらを優先的に倒す意識が必要になります。
テラスタル 妖
特性 ふゆう
控え目 H252 B4 C244 D4 S4
[227-×-131-138-141-106]
技
みかづきのいのり/サイコショック/ムーンフォース/トリックルーム
調整意図
トリックルーム後、サポートに特化して置物になることを避けたかったため、ほぼCに振り切り
壁を使うからCに振っているクレセリアを使ったというわけでもなく、先にHCクレセリアが居た上で試すならばこのタイミングだろうと思い採用しました。
良かった点は、ハバタクカミやパオジアンの処理速度が上がったことです。タイプ相性的に不利対面なので、対面するタイミングをトリックルーム下に限定すれば対面から勝てる可能性があります。ガチグマで無理しなくても良い選択肢になります。
また、トリックルーム下でガチグマが降臨せずに、ヘイラッシャと並んだ際のあくびループ中の火力要員としてまあまあ良かったです。弱点を突いたり、ブーストエナジー持ちポケモンに打点がある(トドロクツキ、ハバタクカミ、テツノツツミ等。ムーンフォース4倍、BとDのどちらかが薄いポケモン)ので、それらのブーストエナジーをあくびで流している際に倒す選択肢もクレセリアでできました。
弱点に関しては、ここまでCに振ってもタイプ相性有利のモロバレルやテツノカイナが確定2にならないこと、壁下でも普通に脆いことです。
モロバレルに関しては持ち物含めて最有利対面なので問題はないですが、テツノカイナに関してはガチグマがテラスを切らない選択肢を取りにくくなるので、もう少し圧力が必要でした。
壁下でも脆い点は事実です。特にトリックルームを使わなかった際や切れてしまった際、高火力技を当てられてクレセリアを確定2で処理される状況になった際は非常に困っていました。HCにしたことに後悔はありませんが、一般的には耐久振りのほうが強いかもしれません。
『みかづきのいのり』・・・最強確定技。ガチグマを復帰させる際や、ヘイラッシャが状態異常になった際によく使っていました。クレセリアが倒されてしまいそうになった時に、確定数をずらすために連打することもあります。
『サイコショック』・・・テラスタルを切らない場合でも最低限の火力を出せるタイプ一致技。選択枠。モロバレルを意識したエスパー技で、他にもハバタクカミに撃つと耐久に振っていなければ確定2になったり、型の判別がしやすいメリットがある。
『ムーンフォース』・・・優秀なサブウェポン。選択枠。トドロクツキは乱数1ですが、余裕を与えないダメージが出ますし、主に悪タイプへの打点になります。 Cダウンは引いたらラッキーくらいの認識です。
『トリックルーム』・・・説明不要確定技。特別解説することはありません。
テラスタル 妖・・・悪技やゴースト技への弱点を空かすため。ムーンフォースの火力があがる点も嬉しい。ただし逆立ちしてもサーフゴーがキツいので、構築と相談して違うテラスタルでも良い。
不利対面
サーフゴー
どうやっても安定して勝てない。サーフゴー入りの構築はゴリランダーが採用されている場合が多く、じしんが簡単には通りません。クレセリアの処理速度も速いため、このポケモンに関してはほぼほぼじわれでお祈りしていた。比較的じわれが当たったので良かった(?)のですが、再現性が無いため安定しません。かなりの頻度でマッチングするので、ガラルファイヤーとヤミラミの枠をサーフゴーと戦えるポケモンにするべきだと思います。一応かなり考えたのですが、答えはシーズン内に見つかりませんでした。
ゴリランダー
不利ではあるもののサーフゴーほどではなく、嫌という表現が正しいと思います。じしんが通らなくなることは嫌ですが、竜テラスタルを切ったガチグマをゴリランダーは倒すことができませんし、からげんきがあるので機能停止もしません。グラスフィールドが火傷ダメージを相殺したり、ヘイラッシャの回復量が増えたりと、恩恵もあるのでやりようはいくらでもあります。
解説は以上です。30位以内に入ることができなかったのは残念ですが、レート2000という数字をもう一度取ることができてよかったです。
シーズン中マッチングした皆様、対戦ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
それでは、ノシノシ
追記 レンタル貼ります